【北欧神話】トールってどんな神?北欧神話で唯一いい神様だった?!

2019年5月23日

大地の息子トール。オーディンの息子で、神様の中でナンバー2の地位にあります。

怪力で単純で何かと頼りになるトール。北欧神話は彼の戦いと活躍がたくさん語られています。ここでは、彼の生涯と性格、持ち物や家族などを簡単に説明します!

トールの生涯は?

トールはオーディンの息子なので、神々の中でも特に権力のある神でした。ですから住む場所もいいところで、ビルスキールニルという大きな館に住んでいます。

彼の生涯はとにかく巨人族との戦いに費やされました。二匹の山羊に引かせた戦車に乗り、巨人と戦うための武器、ハンマーのミョルニルを持って東方を旅してまわりました。ですから北欧神話の物語は、アースガルドが舞台になっているとき、トールが遠征中で留守になっていることがよくあります。

戦いの旅に出かけているとき、トールと最も多く同行したのはロキでした。ロキは多くの神々から嫌われていましたが、トールはロキを気に入っていました。ロキは神々と決別したとき、全ての神々を罵倒しましたが、一人トールにだけは悪口を言いませんでした。すべての神々を嫌ったロキですが、トールには最後まで好意を抱いていたと思われます。

トールの最期は壮絶です。ラグナロクで世界を一巻きにする大蛇ヨルムンガンドと対決。ついにミョルニルで大蛇に打ち勝ちますが、大蛇が吐いた猛毒のために息絶えてしまうのです。

トールの性格。とっても陽気な神様!

トールは北欧神話の中で一番プラス思考な神です!とても前向き。陽気で豪快、細かいことは大嫌いです。物分かりはのろいですが、強くて何かと頼りになる存在。すぐ腹を立てますが、すぐ忘れます。奥さんは金髪美人のシフで、愛妻家です。

「大地の息子」トールは、文字通り農民の守護神でした。ですから性格も農民の明るさを持っているのです。北欧神話を作ったヴァイキングたちが最も愛し、尊敬していたのはこのトールです。北欧神話ではトールのほかにも、光の神バルドルが善良で「彼についてはいいことしか書けない」とされていますが、死ぬシーンしか登場しないので、「トールが北欧神話で一番善良!」と言って差し支えないでしょう。

トールの持ち物

ミョルニル

百発百中のハンマー。トールの愛用の武器です。巨人族との戦いにいつも持っていきます。

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鉄の手袋

ミョルニルを握るときにはめる手袋

力帯

締めると力が倍になる魔法の帯

山羊にひかせた戦車

山羊の名前はタングニョースト、タングリスニルといいます。

トールの家族と交友関係

父親はオーディン。母親は大地の女神ヨルズ。

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シフ

麦畑のように美しい金髪の美人。

ヤールンサクサ

鉄の短剣という意味。女巨人で、ほとんど神話には登場しません。

子供

モージ

シフとの間に産まれた息子。ラグナロクを生き延び、ミョルニルを受け継ぎます。

スルード

シフとの間に産まれた娘。美しいためアルヴィースという小人に狙われます。

マグニ

ヤールンサクサとの間に産まれた息子。産まれて三日でペラペラしゃべり、しかも怪力の子どもです。ラグナロクを生き延びます。

従者

シアルヴィとロスクヴァ。シアルヴィは兄で、足が速く巨人とも勇敢に戦います。でもロスクヴァは全然神話に出てきません。

友人

ロキ

巨人からアース神の仲間入りをしました。大変ずる賢いいたずら者ですが、トールとは気が合っていつも一緒に旅をしています。

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トールと巨人の戦い3選!

トールのお仕事はたいてい巨人退治です。よく山羊にひかせた戦車で、巨人退治に出かけます。怪力のトールは力技で巨人を撃退。アースガルドを巨人の侵略から守っているのです。

ウトガルド・ロキとの戦い

巨人ウトガルド・ロキがトールに戦いを挑みます。ウトガルド・ロキは魔術に長けていたので、トールに魔術をかけてたぶらかしますが、トールは魔術にかかったままウトガルド・ロキを散々にビビらせます。一気飲みでは実は海までつながっている盃をぐびぐびと飲み、かなり減らしてしまいます。足元の重たい猫(実はミッドガルド蛇。世界を一巻きにしている超巨大な蛇)を持ち上げろと言うと、ぐいっと地面から持ち上げてしまいました。

ヒュミルと釣りをする

巨人ヒュミルと釣りをすることになったトール。「エサを持って来いよ」と言われて、トールは巨大な牛の頭をブチっとちぎって持ってきます。二人は船に乗って海出ましたが、なんとトールは牛の頭をエサにミッドガルド蛇(さっき出てきた蛇。トールと縁が深い蛇だね)を手繰り寄せたのです。大蛇が暴れて世界はぐらぐらと震動。ヒュミルは肝をつぶして震え上がりました。

フルングニルとの戦い

巨人フルングニルと対決することになったトール。フルングニルは「勝てないかも……」と思ったので、泥で山のような大男を作成。でもトールは全然気にせず、必勝アイテムのハンマーをフルングニル向かって投げつけます。フルングニルは砥石を投げつけますが、砥石はハンマーに木っ端みじんにされ、ハンマーはそのままフルングニルに直撃。即死してしまいました。

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女装したことがある!

けっこうマヌケなトール。必勝アイテムのハンマー、ミョルニルを巨人に盗まれてしまいました。取り返すために女装して巨人の館に忍び込み。女に化けるのはお手の物のロキが助けてくれました。

トールはいい神様だよ!

トールはとても単純で善良。明るくて正義感あふれるいい男です。マヌケで頭が鈍いところがご愛敬。北欧神話は暗くていやだという人も、トールは好きになってもらえるのではないでしょうか?