ゲームFGOに登場!フィン・マックール伝説まとめ。英雄だけど女たらし

ゲームでおなじみフィン・マックール!ケルト神話の最高の騎士、クーフーリンに並ぶくらい有名な騎士です!
長い金髪で二枚目、しかも知恵者というパーフェクトな騎士。もちろん女性陣にモテまくり。クーフーリン物語が「戦記もの」なら、フィン・マックール物語は「戦争や恋愛もの」といった感じでしょうか。フィン・マックールは騎士ですから、戦のお話ももちろんありますが、それ以上に妖精や魔法、王女との恋愛のお話の方が多いです。
このページでは、フィン・マックールの生涯を簡単にお伝えします!
- 1. フィン・マックールはフィアナ騎士団の団長
- 2. フィン・マックールって、こんな見た目
- 3. フィン・マックールと知恵の鮭
- 4. フィン・マックールの妖怪退治
- 5. フィアナ騎士団の毎日と、騎士団のメンバーたち
- 6. 鹿と結婚!息子のオシーンをゲット
- 7. フィン・マクール、妖精の姉妹にハメられる
- 8. フィアナ騎士団、十五人も拉致される
- 9. 愛犬ブランとスコローン誘拐事件!でも名馬をゲット
- 10. 飼い犬に手を嚙まれる!婚約者を盗まれてブチ切れ!
- 11. しつこく恨むフィン、ディルムッドを見殺し!
- 12. 最低すぎる結末!未亡人グラーニャを手に入れたフィン
- 13. 最後は立派だったフィン・マックール
- 14. まるで浦島太郎みたいに帰って来たオシーン
- 15. まとめ
フィン・マックールはフィアナ騎士団の団長
フィン・マックールは「フィアナ騎士団」という騎士団の団長です。クーフーリンの「赤枝の騎士団」から、およそ三百年後の時代の人。「フィアナ騎士団」とは「狩人部隊」という意味です。
活躍した場所はアイルランド。当時は「エリン」と呼ばれていました。アイルランドはそのころアルスターだのコンノートだの、レンスターだのと、五つに分かれてまして、クーフーリンは北部の荒野で戦っていたと伝えられますが、フィン・マックールはミードやレンスターなど、だいたい南部の方で活躍したようです。
これは、フィン・マックールのお話が妖精や王女の華やかな恋愛ものが多いためでしょう。フィンは生涯に3回奥さんを持ったし、とにかくモテまくりましたからね!
フィン・マックールって、こんな見た目
・金髪(晩年は白髪だけど)
・色白
・背が高い
・黄金で飾った胴鎧、青銅の兜、肩に円形の盾をつけてる。
・マントに竜をかたどった金の留め金をしている。
フィンはとにかく容姿が素晴らしかったみたいです。成長した時のフィンの姿は、「背が高く、色が白く、髪は刈り入れ時に太陽を浴びて白く光る大麦の穂のように明るい金髪」であったと伝えられます。
金髪にも色の濃いのと薄いのがあるそうで、フィンの金髪は白っぽい金髪。結構珍しいみたいですね。この白っぽい金髪はその後の物語で、ちょくちょく行方不明になったときのフィンの目印になったりします。
フィン・マックールと知恵の鮭
昔々、フィアナ騎士団の団長、クールという男(なんか寒そう)にはマーナという妻がいました。あるとき、クールはポックリと戦死。同じ騎士団にいたゴル・マックモーナという片目の男(ゴルは片目という意味です)が「お前を殺して、これからは俺が騎士団長だ!」と、クールを殺しちゃったんです。
残されたクールの奥さん、マーナは途方に暮れて当てのない旅へ。森に隠れてひっそりと男の子を生みます。この子が、のちのフィン・マックールなのです。
男の子は金髪で、あまりにも白い肌をしていました。フィン(白い)という名は、ここからきています。
さて、マーナはフィンが生まれるなり、森で出会った老婆に押し付けてトンズラ。なかなか行動的な女性だったようで、さっさと他国の王と再婚しました。フィンは幼くして母親とサヨナラすることになったのです。
母を失ったフィン・マックール。彼はドルイド僧の弟子になりました。ドルイド僧とは、神官であり、学者でもあります。
さて、このドルイド僧には一つの野望が!それは、ボイン河に住む「知恵の鮭」を手に入れることです。何と、この「知恵の鮭」、ボイン河に落ちてくるハシバミの実(ハシバミは神聖で、知恵の実がなるのです)をムシャムシャ食べているため、その身を食べると世界のあらゆる知恵を手に入れることができるというのです!
このドルイド僧、7年の歳月をかけ、必死の努力を重ね、やっと鮭をゲット!すっかり浮かれ切って、ウキウキとフィン・マックールに言いつけました。
「この鮭を焼いてきてくれ。ただし、決して食べるんじゃないぞ」
フィン・マックールは「知恵の鮭」のことなんか全然知りません。素直に言いつけを守り、鮭を串にさしてジュウジュウと焼き始めます。ところが!案外そそっかしいので、親指にやけどをしてしまい、思わず指を口に入れました。と、みるみる顔つきが変わって、尊い知恵を宿したものとなったのです。
鮭を持ってきたフィン・マックールの顔を見たドルイド僧は、一目で顔つきの変化に気づき、先を越されたことを知ってガッカリ。
「鮭を食べたな、フィン・マックール。この鮭はお前が食べるがよい。そしてすぐにここを去れ。お前に、これ以上教えることはもう何もない」
7年の努力を、一瞬でコナゴナにされたドルイド僧。可哀想すぎです。もはや立ち直ることはできないでしょう……。
とにかく、こうしてフィン・マックールは世界のあらゆる知恵を身に着けたのでした。以後、親指を口にくわえるとアイディアがひらめくようになったそうです。ついでに、「両手で水を救って、その水を飲ませると、どんな瀕死の人間でも一瞬で治る」という能力までゲットしました。
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フィン・マックールの妖怪退治
ドルイド僧と別れたフィン・マックールは、父親クールと同じ騎士となるべく、当時アイルランドを治めていたコーマック・マックアート王の元へ行きます。王は賢いフィン・マックールをすぐに気に入り、騎士にしてあげます。
でも、この時フィンは「フィアナ騎士団じゃなくて、王様の近衛騎士にしてください」と念押し。これは、フィアナ騎士団の団長が、父親クールを殺したゴル・マックモーナだったからで、騎士団に入ったら、仇のゴルに忠誠を誓わなくっちゃならないからです。フィンは手柄を立てて、自分がフィアナ騎士団の団長になるつもりでした。
手柄を立てる機会は、すぐに訪れました。この頃、王様は毎年秋まつりの夜にやってくる妖怪に悩まされてました。
その妖怪は竪琴をかき鳴らし、その美しい音色で人々が眠り込んでしまうと、ターラの王宮に放火。そのため、王様は毎年王宮の屋根をふき直さなければならず、困り果てていたのです。
これを聞いたフィン・マクールはすぐに妖怪退治に出かけます。すると、父クールの従者であった老人がやってきて、フィン・マックールを呼び止めました。
「あなたは賢く、武勇もあるが、それだけでは妖怪に勝てない。この槍を持っていきなさい」
この槍、青銅と、アラビアの黄金で作られていて、この穂先を額に当てると、全身にヤバいくらいの闘争心がみなぎり、魔術が通じなくなるという激レアアイテム。フィン・マックールは礼を言って、この武器を受け取りました。……フィンは「どうやって妖怪を倒すのか、まったく考えていなかったが、自分の運命を信じて妖怪を退治しに行った」と神話には書かれているのですが……この槍が手に入らなかったらどうするつもりだったんでしょうね?
夜になり、妖怪が現れて竪琴をかき鳴らします。フィンは猛烈な眠気に襲われるも、すかさず、槍の穂先を額に当てて眠気を撃退。猛烈な勢いで妖怪を追いかけ、一刀のうちに首を切り落としてしまいました。
この手柄により、フィン・マックールはフィアナ騎士団の団長に取り立てられました。
王様はそれまでの団長、ゴル・マックモーナに「これからは騎士団の一員としてフィンに仕えよ」と命令。ゴルは結構ショックを受けましたが、「俺も年を取ったし、今後は若い騎士団長の方がフィアナ騎士団のためにはいいかも」と冷静に判断。すぐさまフィンと握手をして和睦し、忠誠を誓いました。男前です!
以後、フィアナ騎士団はフィン・マックールの元で結束を固め、フィアナ騎士団最大の繁栄を謳歌したのです。
フィアナ騎士団の毎日と、騎士団のメンバーたち
フィアナ騎士団は一年を、夏と冬のだいたい2つに分けていました。そして、夏の間は騎士としての訓練と狩り、冬の間は宴会と、知り合いの家に行って宴会(これを延々続ける……)に使っていたようです。
彼らが一番好きだったのは、何といっても夏の間の狩りです。当時のアイルランドは全部森でしたから、国中が狩場みたいなものでした。夏の間、彼らはず~っと森の中で狩りを続けていて、森の中に枝で編んだ簡単な小屋で眠り、屋根はあったりなかったり。小屋を作るのもめんどい時は、マントにくるまって地べたで雑魚寝。食べ物は狩りで手に入れた獲物をテキトーに焼く、というサバイバル!
お仕事は戦争です。ちょくちょく隣のイングランドから侵略者たちがやってくるので、これと戦っていました。騎士団は「侵略者と戦って一般人を守る代わりに、給料や領土をもらって、いつでも一般人の家をに泊まらせてもらうことができる」という特権を持っていました。
さて、こういう騎士団ですから、なかなかの個性派ぞろい。そのメンバーを紹介します!
ゴル・マックモーナ
先ほどもちょっと登場しました!片目のゴル・マックモーナです。
もともとはフィンのお父さんをいきなり殺した悪者ですが、いろいろあってフィンと和解。その後は死ぬまでフィンのために戦い続けました。片目だけど、両目がそろってる人より目が良くて、すぐさま線上の様子を鋭く判断。騎士たちがパニックに陥った時などは冷静に一喝して立ち直らせるという、フィンの右腕ともいうべき老将です。
登場した時はヤベー奴でしたが、実は頼りになるイイ奴なんです!
コナン・マウル
太っていて大飯ぐらい。飢えてるときは一人で食料を独占。騎士団長のフィンにすら食い物を譲りません。
しかも「騎士としての腕前より、他人をけなす技に優れている」という奴で、毒舌の天才。みんなから嫌われてたみたいです。
でも、フィンは一目置いてます。口を開けば他人をけなす男ですが、裏を返せば「それだけ一人一人をよく見ている」ということで、「あいつを信用しちゃだめですよ」というコナンの助言は、常に正しかったからです。
服を脱ぐと、背中に黒い羊の毛が生えてます。これはその昔、妖精との戦いで魔法によって背中の皮がはがれちゃったとき、あまりの痛さでコナンがピーピー泣いていたら、仲間の騎士が「ほら、これをつけてあげるよ!」と、黒い羊を切ってきて、その皮をペタリ。以来、その皮が背中と一体化しちゃって、取れなくなっちゃったのです。
キールタ・マックローナン
驚異の脚力の持ち主!つむじ風レベルの足の速さで、その気になればターラの王宮をひとっとびに飛び越せるという、人外の身体能力です。でもセリフは全然ないよ!
ディルムッド・オダイナ
超二枚目の騎士です。どんな女性でも一目見たら恋に落ちるというホクロの持ち主(どんなホクロなのかは謎)。このホクロ、眉間にあったそうで、それだけ聞くとお釈迦様みたいですね。
心も優しくて、他の騎士たちの間でも人気者。でも、あんまり二枚目だったせいで、フィンの婚約者の王女から横恋慕されるという悲運を背負ってしまいます。この話はページの終わりの方で詳しく説明します!
オシーン
フィンの息子です。お母さんは妖精なので、半妖半人ですね。お母さんが鹿に化けていたのでオシーン(小鹿)という名前になりました。どことなく人間離れしていたと言いますが、どんなふうに変わっていたのかは謎。お父さんと同じ美しい金髪でした。
妖精に求愛されて竜宮城みたいな妖精世界に連れていかれ、帰ってきたら三百年も過ぎていたという「ヨーロッパの浦島太郎」の異名を持っています。
オスカー
オシーンの息子です。おじいちゃんとお父さんとは違って、こちらは黒髪。お母さんに似たんですね。お母さんはフツーの人間。……もうお分かりでしょうが、オシーンはすでに子持ちだったのに、妖精に惚れられて妖精世界に行ってしまったのです!お父さんがイキナリ妖精政界に拉致されてしまい、死ぬまで会えなかったという、悲劇の少年です。
しかも!ディルムッドがオスカーの親友だったのですが、このディルムッドはフィンの婚約者と駆け落ちし、最後はフィンに殺されちゃいます。そのせいでオスカーはおじいちゃんのフィンを生涯憎むことになるという……どこまでもツイてない悲劇の人なんです!
これは人間じゃない!ブランとスコローン
フィンが溺愛した愛犬です。この二頭は「アイルランドで最高」の猟犬で、人間語もパーフェクトに理解。大きさは仔馬レベル。
一度、この二頭は犬好きのイングランド王子に盗まれてイングランドまで連れてかれてしまいましたが、激怒したフィンがイングランドまで追跡。見事奪還したというお話もあります。
鹿と結婚!息子のオシーンをゲット
フィン・マックールはスペシャルな美男だったのでモテまくりでしたが、奥さんはいませんでした。当時は十六くらいで結婚するものですが、フィンは若いころ、恋愛より狩りの方が好きだったみたいです。
そんなある日、フィンは狩りの最中、とっても美しい雌鹿を発見!すぐさま追い回しましたが、何と鹿はフィンの居城、アルムの砦へ逃げ込んでいったのです。しかも不思議なことに、フィンの愛犬ブランとスコローンが鹿にイチャイチャ。ぜんぜん牙を剥こうとしません。
「変な鹿だな~」と思いつつ、フィンはそのまま鹿を食べないで生かしておくことに。
するとその晩、信じがたい事件が!何と鹿が、世にも美しい乙女に変化。「わたしはサヴァというダーナ神族の女です。悪いドルイドに求愛されて、断ったら鹿の姿に変えられちゃったんです。でもフィンのお城の中でだけは元の姿に戻れるんです」と告白!
なんでフィンのお城の中が例外なのかがイマイチ謎ですが、ケルト神話には、こういう主人公に都合のいい設定がとっても多いので気にしないように……。
ダーナ神族とは、地下に住んでる妖精たちの一族。フツーは人間と結婚できないのですが、フィンが超絶美男なので、サヴァは一瞬で撃沈!ついでにフィンも妖精が美女過ぎるのでイチコロ。二人はあっという間にラブラブに……。フィンはサヴァにハマりすぎて、訓練にも狩りにも出てこないようになり(職務放棄ですよね)、騎士団のメンバーから「あの女のせいで、団長、人が変わりすぎじゃね?」とまで言われるようになっちゃいました。
このままだったらダメすぎる団長で終わってたでしょうが、都合よくサヴァは消える運命になります。
フィンが戦争で出かけてたある日、アルムの砦の外に、「お~い!」と呼びかけるフィンの姿が!実はこれ、サヴァに惚れまくって鹿に変化させたドルイドが、未だにストーカーしてて、変身した姿だったのですが……サヴァは妖精のくせに気づきません。「あなた!帰ってきたのね!」と外へ駆け出したとたん、また鹿に変えられて連れてかれちゃいました。
後で帰ってきたフィンは大ショック。奥さんを捜してアイルランド中を歩き回りましたが、とうとう見つかりませんでした。
でも、サヴァはこの時妊娠していました。森の中にフィンの子を産み落とし、それを七年後にフィンが発見。父親の勘で「これはオレの子に違いない」と分かりました(顔がそっくりだったそうです)。
この子は鹿の姿のサヴァから産まれたので、「オシーン(小鹿)」と名付けられました。
フィン・マクール、妖精の姉妹にハメられる
これは、オシーンをゲットするちょっと前。フィンが行方不明の奥さん、サヴァを捜し回ってた頃のお話です。
フィンは人間の女性にもモテまくりましたが、妖精にまでモテてました。
その中で、熱烈にフィンに片想いしてたのが、エイネーとミルクラという妖精姉妹。この二人、お互いに同じ男を狙ってたために、醜くすぎる姉妹ケンカに突入!来る日も来る日も、足の引っ張り合いを続けます。が、当のフィンは行方不明の奥さんを捜してる最中なので、妖精姉妹は眼中にありません。
とうとうある日、妹のミルクラが決意。
「どうにもフィンはわたしの手に入らないみたいだわ。それは悔しいけど、姉さんさえフィンを手に入れることが出来なくて赤っ恥をかけば、わたしもあきらめがつくってもんよね。よし、フィンを罠にハメて魔法をかけてやろう」
ぶっちゃけ、サイテーな発想……。人として終わってますが、まあ人じゃないので突っ込み禁止のこと。
こうしてミルクラは人間に化けて、湖のほとりでフィンを待ち構え、哀れっぽく取りすがりました。
「ああ、この湖に、死んだ恋人からもらった指輪を落としてしまいました。死んだ方がマシです。ヨヨヨ……」
フィンは親切なので、潜って取ってきます。するとその瞬間!魔法にはまったフィンは、百歳くらいの老人になってしまい、動くこともできない体に!
この後、他の騎士たちがフィンを捜しに来て「ゲッ!どうしたんですか、いきなりジーさんになっちゃって!」と仰天。みんなで担ぎ上げて妖精の丘へ行き、魔法を解いてもらうよう涙の訴え。
姉さんのエイネーが出てきて、盃に薬を入れて飲ませると、フィンはあっという間に若返りました。でも、髪の毛だけ白髪のままです。エイネーはニヤニヤ笑って、
「もう一杯飲めば元通りよ」
と言いますが、フィンは「この女、惚れ薬を盃に入れていて、オレをはめようとしてるに決まってるぜ」と見抜いてましたので、「あんたと結婚する気はないんで、これからは白髪のままで結構」と完全拒否。その後、フィンは死ぬまで白髪のままだったのでした。
フィアナ騎士団、十五人も拉致される
あるとき、フィン・マックールの元へギラ・ダッカーという足の曲がった変な巨人が来訪。イキナリ「俺を一年と一日使ってよ。でも、俺は怠けものだからね。たいして働かないよ」と、超失礼な頼みごとをしてきます。
他の騎士たちは「はあ?バカじゃねーの?」とブーイングでしたが、フィンはお人よしなので「分かった。使ってやるよ(^^)」と安請け合い。巨人と、巨人が連れてきたバカでかい馬を引き受けることに。
さて、このバカでかい馬、持ち主の巨人に似て、超絶怠けもんでした。押しても引いても動きません!「どうすれば大人しく厩(うまや)へ入るんだ~!」と、騎士たちは悪戦苦闘。
「もしかしたら、あの巨人と同じ重さで命令しなきゃ動かないのかもしれないぜ!」
と考え、次から次へと騎士たちが背中へよじ登り、何と合計14人が乗ってしまいました。
すると、これを見た巨人、「よくも俺の馬をからかったな!もう故郷に帰る!」と猛烈に怒り出し、海にざばざばと入っていったのです。一年と一日働くと言った約束は完全無視です!
巨人を追って馬も海へ飛び込み、馬に乗っていた14人と、馬を止めようとしてしっぽにしがみついた騎士もあわせて15人が、そのまま海に消えてしまったのでした。騎士たちはもちろん馬の背から降りようとしましたが、まるでのり付けされたみたいにくっついてしまって、どうにもこうにも降りられなかったのです。
「これは妖精たちの魔法の勢だ!助けに行かなきゃ!」
と、フィンは拉致された騎士たち奪還に乗り出します!
フィンと他の騎士たちは船に乗って海を越え、やがて見知らぬ島へ。
「ギラ・ダッカーはきっとここに来たに違いない!」と、まずは若い騎士ディルムッドが調査に乗り出します。ディルムッドはあちこち歩いて、島の中央にある泉へ出たのですが、そこで突如、謎の騎士が登場!謎の騎士はいきなりディルムッドに飛びかかり、泉に飛び込んだのです!
突然の水難事故で気絶しちゃったディルムッド。彼が気がつくと、そこは花咲き乱れ鳥が歌う、妖精の国でした。妖精王アヴァータ(こいつが巨人ギラ・ダッカーに化けてたのです)がエラソーにやって来て、
「客人、ようこられた。実はわたしは他の妖精の国と戦っており、われらと一緒に戦ってくれる人間の勇士たちを探していたのだ。馬に乗ってきた15人もここにおるぞ」
現代人の感覚からすると、なんとも迷惑な話。それなら最初から普通に交渉に来ればいいのに……と思ってしまいますが、そこは相手が人間ではないのであしからず。
なかなか戻ってこないディルムッドを追いかけて、フィン・マックールたちもやがて妖精の国にたどり着きます。わけを聞いたフィン、やっぱりお人よしなので、妖精王の申し出を快諾。妖精たちの戦いに参加して勝利。フィンと騎士たちは、無事にアイルランドへ帰ったのでした。
愛犬ブランとスコローン誘拐事件!でも名馬をゲット
フィン・マックールが飼っている猟犬、ブランとスコローンはアイルランド一の名犬でした。人間語が分るし、大きさは仔馬レベル。この犬に、ある時フィアナ騎士団の一人、アーサーが目を付けました。
このアーサー、ブリテンからやって来た騎士で、馬と犬の目利きはフィアナ騎士団でもピカイチ。ブランとスコローンのすばらしさに心臓を持っていかれたアーサー、「あ~、あの二匹欲しい……。団長の犬だけど、どうしても欲しい……」と思いつめ、ついに二匹をパクることを決意!
狩りの最中、ブランとスコローンの二匹が猛スピードで鹿を追いかけ、他の人たちの視界から外れる瞬間を狙ったアーサー、彼は素晴らしい投げ縄の名人だったので、あっという間にブランとスコローンをぐるぐる巻きにしてゲット!急いで舟に押し込み、ブリテン目がけてトンズラしてしまいました。
さて、犬をパクられたフィン・マックール、ブチ切れです。例の「知恵の親指」をパクっとくわえると、瞬時にアーサーの仕業と分かりましたので、騎士団のゴル・マックモーナに「オレの犬を取り戻してこい!奴はブリテンにいるから、すぐ追いかけろ!」と厳命。
すぐさまゴルが船でブリテンへ行くと、アーサーは焚火を焚いて、獲物のブランとスコローンを眺め、ニマニマしてるところ。
「死ね!この泥棒野郎!」
ゴルはアーサーに飛びかかって、一瞬で生け捕り!ブランとスコローンを船に乗せ、アーサーもついでに乗っけて、アイルランドへ帰ったのでした。
ところでこの時、思わぬ戦利品が!
アーサーの焚火のわきに、見たこともないほど素晴らしい二頭の馬(つがいでした)が繋がれていたのです。当時、アイルランドにはポニーしかいなくて、ブリテンにいるような大型馬は一頭もいませんでした。これを見たゴル・マックモーナは大喜び。
「こいつを見つけただけでもブリテンまでやって来たかいがあった」
と、馬も船に乗せて、フィンへの土産にしたのでした。以後、フィアナ騎士団ではこのつがいの馬を繁殖させ、立派な軍馬を多く育てたのでした。
飼い犬に手を嚙まれる!婚約者を盗まれてブチ切れ!
さて、ここからはフィン・マックール老年期のお話。
フィンはオシーンの母親のサヴァを熱愛してましたが、いつまでも独り身でいるわけにはいかないので、その後フツーの人間女性を奥さんにしてました。が、近頃その女性が昇天。また独り身になってしまいました。
「一人だとよく眠れない……」
と嘆くフィンに、親思いのオシーンが「では、三人目の奥さんを迎えましょう!」と提案。さっそく騎士団長にふさわしい身分の女性を捜すことになりました。
そうして、グラーニャ姫という美人の王女に白羽の矢が立ったわけですが、この女が災難の種!「フィン・マックールの奥さんになるわ」とちゃんと約束したくせに、いざフィンが迎えに行くと、お供でついてきた二枚目騎士ディルムッドに一目ぼれ!
「フィンはもう年寄りだからイヤ!ディルムッド、フィアナ騎士団を辞めて、今晩わたしをつれて逃げることをあなたのゲッシュとします!連れて行かなかったら呪いをかけるわよ!」
と、フィンやその他の騎士たちに(自分の父親の王様にも)眠り薬を一服盛って、ディルムッドに迫ったのです。ゲッシュとは当時ケルトにあった「一方的に押し付けることのできる約束」みたいなもので、これを破ると災いが降りかかると思われてた迷惑ルールのことです。詳しくはこちら↓
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いきなり呪いをかけると脅迫されたディルムッドは半泣き。
「いや、ムリです。騎士団辞めたくないし、フィンを裏切ることなんかできないし……」
と、可哀想なくらい断り続けましたが、グラーニャはガン無視。「裏門で待ってるわよ。来なかったら呪ってやるから!」と、一方的に決めつけて退出。ディルムッドは周りで見てた友達の騎士たちに「何とかしてくれ!」と、泣きつきますが、友達たちもどうすることもできず、
「ああ……、可哀想に、ディルムッド。イヤでもあの女と逃げるしかないよ。騎士としてゲッシュを破るわけにいかないし、呪いかけられたら、もうお手上げだし……」
と、涙の別れ。嫌々ながらディルムッドは浮かれ切ってるグラーニャを連れて逃げたのでした。
さて、目が覚めたフィンは、花嫁が逃げたことを知って大激怒。しかもディルムッドは特に目をかけて可愛がってた若者だったので、マジギレです!
「ふざけやがって!もう許さん!」
と、フィアナ騎士団総動員で追いかけます!ディルムッドはワガママなグラーニャを連れて、あちらこちらと逃亡。ひたすら追っ手から逃げ回るのでした。
しつこく恨むフィン、ディルムッドを見殺し!
かくして逃げ回ることになった二人ですが、このグラーニャ、マジで手に負えないワガママ王女で、ディルムッドを振り回しまくります!
ディルムッドが追っ手の騎士の中に親友がいることを悲しめば、「わたしよりもあの騎士の方が大事なのね!」とののしるわ、巨人が守っている「若返りの木の実」を見つければ「あの巨人を倒して、わたしのために木の実を取って来てよ」と命じたりと、やりたい放題。相手が王女なのでディルムッドは全部言いなり。お疲れ様です……。
ディルムッドの逃亡生活は数年に及びましたが、やがて妖精の仲介によって(ディルムッドは幼少期に親を亡くし、妖精に育てられたため、妖精と親しかったのです)フィアナ騎士団に戻ることに。フィンも追っ手の騎士たちが何人もディルムッドに殺されたため、これ以上の追跡は危険だと思っていたため、この仲介は渡りに船でした。内心、恨みはまだ解けていなかったのですが……。
こうして、ディルムッドとグラーニャはディルムッドの館に住むことになり、三人の息子も生まれました。和解したとはいえ気まずすぎるので、騎士団とは付き合わずに遠く離れて暮らすことにし、しばらくは平和な日々を送っていたのですが……。子供が生まれても、グラーニャのワガママは治りません!
「ずっと引きこもって、よそと付き合いのない毎日には飽きたわ。フィン・マックールも昔の恨みは忘れたでしょうし、騎士団のみんなを招いて盛大な宴を開きたいわ」
……フツーの精神ではとても言えないセリフ!これにはディルムッドも顔面蒼白。
「フィンとは確かに和解しましたが、内心、許してるはずなどありません!それはダメです!これまで通り、遠く離れて静かに暮らしていないと……」
ディルムッドは必死に説得しましたが、グラーニャは聞く耳なし。結局、ディルムッドはどんなにイヤでも、グラーニャがワガママを言い出すと、最後には従うほかないのでした。
大がかりな宴が開かれ、ディルムッドはフィン・マックールを始め、騎士団の戦士たちを大勢招きました。ところが……ディルムッドが案じた通り、フィンは今でもディルムッドの裏切りを許してはいなかったのです。何日にも及ぶこの宴の最中に、ディルムッドを殺す計画を立てていたのです。
話はさかのぼりますが、実はずっと昔、ディルムッドが生まれて間もなくの頃。ディルムッドのお母さんが執事と浮気して、子供を産んじゃいました。お父さんはブチ切れ!その子供を足で絞殺しちゃいます。すると、子供を殺された執事が涙ながらに呪いをかけたのです。
「よくも息子を殺したな!よく聞け、わしは流れた血を決して忘れはしない。あんたの子供は、必ずイノシシの牙にかかって殺されることになるだろう!」
この時、フィン・マックールもその場にいて、「ディルムッドが必ずイノシシに殺される」という呪いを知っていたのです。
ディルムッドが開いた宴の間、毎日のように狩りが行われました。その最中、フィンは大イノシシを山から狩り出し、そこへそれとなくディルムッドを呼び寄せ、ディルムッドが知らなかったこの昔話を語ります。そして山の上を指さして叫びました。
「あの足音が聞こえないか、ディルムッド!イノシシがここへやってくる!あれを人間が狩ることのできないイノシシだ。イノシシの方が人間を狩っている!」
「フィン、わたしが仕えた騎士団長殿。わたしが死ぬことを望んで、わたしをここへ呼んだのですね!わたしがここで死ぬ運命なら、わたしに避ける力はないわけです!」
こうしてディルムッドは無抵抗のまま、イノシシの牙で串刺しに……。大けがを負って、まだ彼は息があったため、「フィン、あなたが両手で救った水には、死に瀕したものでも治す力がある。わたしを救ってください」と頼みました。フィンの孫、オスカーも「彼は私の友人です。救ってやってください!」と願いましたが、フィンはわざと指の隙間から水をこぼして、ディルムッドを見殺しに……。
友人を目の前で失ったオスカーは、おじいちゃんのフィンを罵倒します。
「あなたが殺したのだ!あなたがディルムッドの代わりに、ここに横たわって死ねばよかったのだ!」
オスカーは深くフィンを恨み、二人の間には溝ができてしまったのです。
最低すぎる結末!未亡人グラーニャを手に入れたフィン
一目惚れのディルムッドを殺されちゃったグラーニャ、当然「フィンのせいで夫が死んだ!かたきを討たなきゃ気が済まない!」と大泣きします。それでディルムッドとの間に生まれた息子たちに
「いいかい、お前たちの父親の仇はフィン・マックールよ。必ず殺してちょうだい!」
と、言い聞かせていたのですが……。
実はフィン、もともと自分の花嫁になるはずだったグラーニャをあきらめてませんでした。そこで三年の間待ってから、イイ感じにグラーニャにアタック。一方グラーニャは、可愛がってくれるオスがいないと退屈で仕方のない性格だったので、「ディルムッドはもう死んじゃったし、殺されたのも昔のことだわ」と、カンタンにフィンの申し出を承諾。息子たちにも、
「確かにあんたたちにとってはフィンは仇だけど、フィンが死んだらあたしが困るんだから、もう仇討ちはあきらめてね」
と、まさかの説得!グラーニャはフィンの花嫁になっちゃったのでした!
これにはフィアナ騎士団の騎士たちも大ブーイング!
「あの女、死んだ方がマシだぜ!貞操観念ゼロかよ!」
「いや、あんな女を嫁にするフィンは、もっとサイテーだぜ!」
……こんな気まずい空気が充満したわけですが、その後グラーニャは死ぬまでフィンの奥さんとして暮らしたのでした……。
最後は立派だったフィン・マックール
さて、長年にわたってフィアナ騎士団の団長を務めたフィン・マックールにも、最後の時が訪れます。
きっかけはフィンがずっと仕えていた、コーマック・マックアート王が死んじゃって、息子のケアブリが即位した時でした。実はケアブリ、フィアナ騎士団が国内で力をつけすぎたことが、ずっと面白くなく、機会があれば叩き潰してやろうと狙っていたのです。
こうして、王様とフィアナ騎士団とで、アイルランドは真っ二つに!ガウラの荒野で両軍はぶつかり合い、凄まじい戦いが繰り広げられることになったのです。
フィアナ騎士団で、真っ先に飛び出して敵陣に突っ込んでいったのは、フィンの孫オスカーです。オスカーは次々と敵をなぎ倒し、ついにケアブリと一騎打ちに!長い間二人は県で切り結んでいましたが、ついにオスカーの剣がケアブリの腹をグサリ!しかし、ケアブリは倒れざま、槍を突き上げてオスカーの胸を突き通したのでした。
虫の息のオスカーがフィンの元へ運ばれると、フィンは「お前でなく、わたしが死の一撃をこうむればよかった」と、涙を流して悲しみます。
しかしオスカーは、「そんな風に嘆かないでください。もし、死ぬのがあなただったとして、わたしはそんな風に涙を流さないでしょう」
「分かっている。わたしとお前の間には、今でもディルムッドが立ちはだかっているからな。だが、わたしは泣きたいと思う者のために泣くのだ」
オスカーが息を引き取ると、その仇討とばかりにフィンは剣を振りかざして、鬼神のごとく敵陣に突っ込みます!他の騎士たちが、老いたフィンに二度と宿ることはないだろうと思っていた戦いの狂気が燃え上がって、フィンのゆくところ死骸の山が築かれていきました。
しかし、敵はフィアナ騎士団の数倍の数でした。やがて、フィンは四方八方から飛んでくる五本の槍に突き刺され、討ち死にしたのです。
まるで浦島太郎みたいに帰って来たオシーン
フィンが死んじゃう何年か前にさかのぼります。
フィンの息子オシーンは美人の妖精とフィン・マックールとの間に生まれたので、超絶二枚目でした。父親譲りの金髪と、母親譲りの人外の美貌。しかもフィアナ騎士団のなかでも指折りの戦士。
ある時、このオシーンの元に白馬に乗った妖精の女が現れて、
「あなたを花婿にしたくてやって来たのよ。わたしと一緒に、海の向こうの妖精国へいらっしゃい。永遠に年を取らない楽園なのよ」
と、口説いてきました。
この女がミラクルな美女だったために、オシーンはフラフラ。すでに息子もいるくせに、「いいよ!行きましょう!」と快諾。お父さんフィンが涙ながらに
「妖精の国に行くなんて!それじゃ、もう一生会えないじゃないか!」
と止めても、「また帰ってくるから平気ですよ」と、深く考えもしないで、秒で婿入りしちゃったのでした。
が、この考えなしの婿入りが命取りに……。オシーンは女と一緒に馬に乗って海を越え、妖精国で三年を暮らしたのでしたが、生まれ育った人間界と、妖精国はあまりに違います。しだいにホームシックにかかり、再び例の白馬に乗ってアイルランドへ帰ったのです。
この時妖精の女は、「人間界に行っても、この馬から降りちゃだめよ。もし降りたら、二度とここへは帰れないのよ」と言っていました。
さて、オシーンがアイルランドへ帰っていくと、故郷の様子はがらりと変わっていました。フィアナ騎士団のメンバーは一人もおらず、自分たちよりずっと体の小さな民族が、せっせと畑を耕しているのです。オシーンがいた頃は緑の森でおおわれていたアイルランドは、見渡す限り畑になっていました。
実は、妖精国での三年は、人間界での三百年だったのです。オシーンは狂ったように嘆きながら、フィンやオスカーや仲間の騎士たちの名を呼びましたが、誰もいません。
慌てふためいてあちこちさまよっているうち、馬の腹帯が切れて、オシーンは落馬。するとたちまち馬は逃げ、オシーンの中で急に年月が過ぎて、老人の姿になってしまったのです。
この様子をはたで見ていた体の小さな人間たちは、見上げるばかりに大きなオシーンを最初は怖がっていましたが、やがて「フィン・マックールとやらは、三百年も前に戦死したよ。といっても、たった一人の神様のキリスト様の教えが広まってから、古い時代はすっかり終わっちまったよ。フィン・マックールだのなんだの、古い時代の話は、もうほとんど忘れられた昔話さね」と教えてくれました。
オシーンは聞きながら涙を流し、「何だと!お前たちの新しい神とやらは、実に尊大で情けを知らんお方だな!フィンやオスカーや、フィアナ騎士団の思い出まで消し去ってしまうとは!」と、声もかれるばかりに叫びました。
その後、もはやどこにも身寄りのないオシーンを、宣教師のパトリック上人が保護。このパトリックはキリスト教徒ですが、アイルランドの古い歴史に深い興味を持つ人物でした。そして、オシーンが覚えている限りのフィアナ騎士団の昔話を聞き、そのすべてを書き留めたのです。
今伝えられるフィアナ騎士団の物語は、このパトリックが書き記したものだと言われています。
まとめ
いや~、長かったですね。お疲れ様です。
ラストのオシーンの物語はなかなか興味深いですね。「オシーンが見た三百年後の人々は体が小さかった」というのは、古い時代の身体の大きな民族が、体の小さい民族に侵略され、駆逐された歴史を感じさせます。オシーンがキリストを「情け知らず」と言っているのも面白いですね。キリスト教が、古いアイルランドの神々を容赦なく抹殺したことを皮肉ってるようです。
本当はフィン・マックールの物語はもっと長いのですが、ここには要点だけ抜き出してまとめました。もっと詳しく知りたい人は、本を読んでみてね!
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