完全保存版! トロイア戦争のあらすじまとめ

2020年7月4日

ギリシャ神話でもっとも名高いトロイア戦争。神話を読んだことがない人でも、「トロイの木馬」とか、英雄アキレウスの名前は聞いたことがあるのでは?

トロイア戦争はカッコいい英雄が大勢出てくるので、たくさんの映画や小説が出ています。しかし、いかんせん一部分しか取り上げていなかったり、大幅に内容を変えていたり、半分くらいはしょっていたり……。「あらすじがよく分からないなあ」ってことが多いです。

それもそのはず。この戦争は十年も続いた大戦争。戦争の発端となる事件まで入れると三十年近くという大河ドラマなのです!二時間くらいの映画ではとても描ききれません。

このページでは、トロイア戦争の全ストーリーをどこよりも分かりやすく(を目指します)まとめてみました!これを読めばあらすじが分かります!

海の女神テティスの結婚。ゼウス大失恋の巻

海の女神テティスはたいそうな美女でした。髪は麗しく、美脚の持ち主。性格も優しく(これはギリシャ神話の女神には珍しいので貴重な魅力)、申し分なし。

彼女に夢中になったのが、大神ゼウスと海の神ポセイドン。しかし、手を付けようとしたその時、賢者の巨人プロメテウスが「いいんですか。そんなことして。テティスは父親よりも優れた息子を産むという、すごい子宮の持ち主なんですよ」と進言。ゼウスとポセイドンは「やばい」と感じ、「テティスは神と結婚させてはいけない。そうだ!人間と結婚させよう。どこかにいい英雄を見つけてやろう」と勝手に決定。

白羽の矢が立ったのが人間のペレウス。真面目で美男で謙虚ないい男ですが、なぜかその人生は踏んだり蹴ったりの不幸続き。変な女に横恋慕されて殺されかかったり、その嫌がらせで妻が自殺したり……。そこへ、ゼウスの使いの女神テミスが神託をよこします。「女神テティスを妻にすれば、お前にも幸運が訪れるだろう」

有頂天になったペレウスは迷わずテティスに結婚の申し込み。「結婚してください!」とひたすら抱きついてくるペレウス。テティスは真剣に嫌がって、火に化けたり、熊、水、蛇と次々変身しますが、ペレウスの決心は固い。ついに神も疲れて押し切られたのでした。

テティスとペレウスの結婚式。黄金の林檎

テティスとペレウスの結婚式は、ゼウス主催で、ペリオン山のペレウスの館で行われました。「すべての神々は参加するように」とのゼウスの呼びかけで、数えきれない神々が集まりました。では、その様子を説明。

ケイローンのプレゼント。巨大な槍

真っ先に来たのはケンタウロスの賢者ケイローン。ケイローンはペレウスに学問を教えた先生です。彼は結婚の贈り物に、トネリコで作った大きな槍を持ってきました。この槍は、のちにペレウスとテティスの間に産まれる英雄アキレウスがトロイア戦争で使うことになります。

ポセイドンのプレゼント。すごい名馬

ポセイドンが持ってきたのは二頭の名馬、クサントスとバリオス。この神馬も、のちにアキレウスがトロイアへ連れていきます。

運命女神のプレゼント。最低な予言

運命をつかさどる女神モイラは「あなたたちの息子、アキレウスはトロイアへ戦争に行って死ぬよ」と予言。この女神、この時に限らず、いつでも不幸な未来しか予言しません。ろくでもない結婚祝いですね。

呼ばれなかった女神エリス。林檎をぶん投げる

ところでこの結婚式に、争いの女神エリスだけ呼ばれていませんでした。「わたしだけ仲間外れ!みんな不幸にしてやる!」怒り爆発。宴席の真ん中に林檎を一つ放り投げたのです。林檎を見た女神たちは色めき立ちました。この林檎は、黄金の林檎で「最も美しい女神へ」と書かれていたからです。

普通なら、花嫁のテティスに贈るのでは?と考えたくなりますが、そこは自己中の塊の女神たち。どの女神けたはずれに美しいのですから、誰もかれも自分の美貌に自信たっぷり。結婚式のことなんかすっかり忘れて、醜く林檎の争奪戦。特に激しく争ったのは、ゼウスの妃ヘラ、美の女神アフロディテ、知恵の女神アテナ。とうとう「神々の王が決めて下さいよ。さあ!」とゼウスに詰め寄ります。

ゼウス、一人でニヤニヤする

ゼウスは「まあまあ、しかるべき時に決めよう」とニヤニヤ。実は、エリスを呼ばず、女神たちを争わせたのはゼウスのたくらみだったのです。ゼウスは地上に人間たちが増えすぎたため、大きな戦争を起こして人口を減らそうと考えていました。そこで、手始めに人間たちを守護する神々を争わせたのです。

トロイアのパリス、三女神に誘惑される

トロイアのプリアモス王と、妃ヘカベの間に王子が一人産まれました。しかし、この王子が生まれたとたんにとんでもない予言が。「この王子のために、トロイアは燃え上がる。必ず滅びるであろう」

プリアモス王は国のため、泣く泣く息子を捨てたのです。

パリス、羊飼いになる

王子は心優しい羊飼いに拾われ、パリスと名付けられます。パリスは呑気でおおらかな青年になります。

と、そんなある日、目の前に光り輝く大神ゼウスが出現!パリス、腰を抜かさんばかりに驚きます。

パリス、いきなり女神の美人コンテスト審査員にされる

パリスの目の前に現れたゼウス、「この三女神で誰が一番美しいか審判し、黄金の林檎を渡せ」と命令。ヘラ、アフロディテ、アテナの三女神が現れます。

全員神様、ただの人間パリスはオロオロ。業を煮やした女神たちは袖の下をチラつかせます。

ヘラ「わたしを選んだら、人間界一の富をあげるわ」

アフロディテ「わたしを選んだら、人間界一の美女をあげるわ」

アテナ「わたしを選んだら、人間界一の戦士にしてあげるわ」

富、愛、勝利という途方もない未来の約束。パリスは「じゃあ美女をください」とアフロディテに林檎を捧げます。(でもよく考えたら、美の女神が一番美しいのは当たり前ですね)

選んでもらえなかったヘラとアテナは激怒。美貌を侮辱された恨みは物凄く、「パリスはもともとトロイアの王子。トロイアを絶対に滅ぼしてやる!」と逆ギレするのでした。

パリス、トロイアの城に帰還する

アフロディテに「世界一の美女をあげるわ」と約束されたパリス、「美女を手に入れるために、とりあえずトロイアの城に行きなさい」と女神からアドバイス。

するとそこで運命の出会い!パリスの姉。予言の能力を持つ王女カッサンドラが

「あれは弟のパリスです!」

女予言者の姉の言葉で、パリスは王子であることが判明し、晴れてトロイアの城へ復帰することになったのでした。

パリス、人妻を誘拐する

さて、王子になったパリス、プリアモス王からお仕事を依頼されます。

「パリスよ、スパルタまで行って来てくれ。スパルタにはわしの姉がおるのだ。幸福に暮らしているかどうか見てまいれ」

パリスはニコニコと快諾。……しかし、彼には思いっきり下心がありました。スパルタの王妃ヘレネは「世界一の美女」とギリシャ中の大評判! パリスは「ヘレネこそ、女神がわたしに約束した美女に違いない!」と考えていたのです。

スパルタに行ったパリスは、ヘレネに猛アタックを始めます。

「あなたと結ばれるのは神々の思し召しです! 夫も子どもも捨ててわたしのものになってください!」

「パリス殿、訳の分からないことをおっしゃらないで下さい。忘れてあげますからお帰りになって」

ヘレネにしては超迷惑なお客だったのですが、パリスがヘレネを手に入れるのは、すでに神々の計画の内。アフロディテが無理矢理ヘレネに恋心を送り込み、ヘレネは自分の意思に関係なくパリスのものになってしまったのでした。

数日後、パリスはヘレネを船に乗せ、しかも大量のお宝も奪い取ってスタコラ逃げ去ったのでした。

メネラオス大激怒する

妻を奪われ、しかもお宝も大量に略奪されたスパルタ王メネラオス。

「おのれ、あの青二才! ふざけやがって、生かしておけぬわ!」

パリスをぶっ殺す決意を固め、ギリシャ中に挙兵を促します。

ヘレネの求婚者たち

遡ること十年。ヘレネが独身だった時、ギリシャ中の英雄豪傑がヘレネに求婚しました。あまりにも大量の求婚者が押し寄せたため、ヘレネの父親は弱り切ってしまいました。

「誰を選んでも、選ばれなかった連中は恨むだろう……。大量の敵を作ることになってしまう。どうしよう」

そこに、求婚者の一人、世紀の天才オデュッセウスが助言しました。

「求婚者全員で、取り決めをしておきましょう。

その一、ヘレネは全員のもの。

その二、ヘレネに危害を加えるものがあれば、全員一致してヘレネを救い出す。

こうしておけば、自分が選ばれなくてもプライドは傷つきません」

こうして、ヘレネはメネラオスを選び、その他大勢は「ヘレネがピンチの時は助けにきます」と誓いを立てて別れたのでした。

メネラオス、ギリシャ中に呼び掛ける

今まさに、かつての誓いを守るとき! メネラオスは誓いを立てた求婚者たちに

「ヘレネが誘拐された! 今こそ立ち上がれ! トロイアを討つべし!」

と号令をかけたのでした。たちまち集まる英雄たち。メネラオスの兄、アガメムノンが総大将となり、その下にギリシャ中の英雄たちが従ったのでした。

オデュッセウス、言い出しっぺのくせに嫌がる

「ヘレネに危害を加えるものがあれば、全員一致してヘレネを救い出す」

という約束を考え出したのは、オデュッセウス。しかしオデュッセウスも今はペネロペイアという美人を妻にして、子供も生まれたばかり。しあわせ絶頂で、昔憧れた女のために戦争に出るのは嫌だったのです。

そこで!オデュッセウスは行きたくないので、パッパラパーになったフリをして、迎えに来た使いをやり過ごそうとします。しかし、演技が下手くそだったので、バレて連れていかれてしまったのでした。

最強の戦士アキレウス

さて、集まった元求婚者たち、「これで全員揃ったけど、アキレウスが来て呉れれば百人力だね。アキレウスも呼ぼう!」

と、ヘレネとは全然関係ないけど、アキレウスも呼ぶことにします。

海の女神テティスと、人間ペレウスの間には、アキレウスという英雄が生まれていました。彼はギリシャ最強の戦士。彼の特徴は

  • 馬より足が速い
  • 斬っても突いても無傷
  • でも足首を斬ったら死ぬ

というもの。

でも彼は「トロイアに行ったら英雄になれるけど早死にする。行かなかったら平凡な人生だけど長生きする」という予言がありました。

じつに不吉な予言ですが、アキレウスは「早死にしても英雄になりたい」と考え、参戦することにします。

ギリシャ勢、トロイアへ行く

トロイアへ行くはけっこうですが、トロイアは遠い(現、トルコ。ギリシャ半島じゃないんだよ)ので、誰もトロイアがどこにあるか知りませんでした。

それで思いっきり全員迷子になり、トロイアに着いたときにはすでに何年か過ぎていました。

アキレウス大活躍!

やっとトロイアに到着したギリシャ勢!トロイアの浜に本陣を築き、まずはトロイアに味方する周辺勢力を叩きます。

この時、まだ十七歳のアキレウスが大活躍!何しろ足首以外は不死身の彼。鬼神の勢いでつぎつぎ征服していくのでした。

アガメムノン、すべては君のせいだ……

アキレウスのおかげで、優勢になるギリシャ勢!トロイアは高い城壁に守られているので、城内に入ってこられることはないですが、カメみたいに閉じこもるだけでオロオロ……。

それなのに、ギリシャの総大将アガメムノンが、ある日アキレウスと大喧嘩をします。アガメムノンはあるとき、美人の神官の娘を捕虜にして喜んでいたのですが、何しろ神官の娘。神様のアポロンが「わたしの神殿の娘をさらうとは許せん!」と、ギリシャをたたったのです。

それで娘を神殿に返すことになったのですが、あまりに悔しいアガメムノンは

「代わりの女をよこせ。アキレウスの女が美人だから、あれを連れていくぞ」

と、無理矢理に女を拉致。これにキレたアキレウスは「もう戦に出ないからな!」と、ストライキに入ってしまったのでした。

最強の戦士を失ったギリシャ勢、あとは中途半端な戦力しかなく、あっという間にトロイアに押され気味になってしまうのです。

ヘクトルとアキレウスの一騎討

トロイアで一番強いのは、第一王子のヘクトル。アキレウスがいなくなったのを幸い、ヘクトルはどんどんギリシャを追い詰めます!

しかしあるとき、アキレウスの親友パトロクロスを殺害。これを知ったアキレウスは怒り心頭。「必ず仇を討つ!」と、再び戦場に姿を現したのです。

不死身のアキレウスにはかないません。ヘクトルは果敢にアキレウスにかかっていくも、一撃で殺されてしまったのでした。

アキレウス、まさかパリスなんかに……

再び戦場に出たアキレウス、親友を失った怒りはすさまじく、怒涛の如くトロイアを攻めまくり、ついに城門を撃破!城内へ突き進みます!

ところが、これをムカムカと見ていたのが神様のアポロン。アポロンはヘクトルを可愛がっていたので、アキレウスが許せません。パリスをそそのかして「わたしが力を貸すから、矢で射るんだ!」

パリス、物陰に隠れて、アキレウスの足首を射抜きます。ギリシャ一の大英雄は、トロイア戦争一の卑怯者の手にかかって、無残な最期を遂げたのでした。

どうしたら勝てるの?占いしよう!

アキレウスが死んでしまって、意気消沈のギリシャ勢。トロイア側もヘクトルが死んで、残っているのはカスばかり……。

このままでは泥沼なので、ギリシャ勢は神様にお伺いを立てることに。その結果……

  1. アキレウスの息子ネオプトレモスを連れてこい
  2. 英雄ピロクテテスを連れてこい
  3. トロイアからお宝の神像を盗んでこい
  4. トロイアの城門を壊せ

という、大変なことばっかり……。

「でも、やんなきゃしょうがない」ので、なんとか頑張ります。

アキレウスの息子は姿かたちも、腕っぷしまで父親の見事なクローン!やってくるなり、トロイア勢をメチャクチャにやっつけます。

ピロクテテスも強弓でパリスを見事打ち倒します。ろくでなしパリス、やっぱり天罰が当たったのでした。

いよいよ、トロイの木馬だ!

占いで言われた「トロイアの城門を壊せ」で、みんな困ってしまいました。「壊せないから困ってるんじゃないか……」と、みんなブツブツ。

そこで、知恵者のオデュッセウスが、ついに有名な奇策を思いつきます。名づけて「トロイの木馬」。まとめると、こーゆーのです。

  • 城門よりちょっと大きい、馬鹿でかい木馬をつくる。木馬には「アテナ女神に捧げる」と書いておく。
  • 木馬の中に五十人の精鋭が隠れる。他のギリシャ勢は船に乗って少し離れた入り江に隠れる。
  • 翌朝、トロイア勢は「ギリシャ勢が逃げてった!」と大騒ぎ。浜に残っている木馬を、「これは戦が終わり、無事にギリシャへ帰れるように神に捧げた木馬だろう。と大勘違い。

トロイア勢が木馬を城内へ入れる。城門より少し大きいので、城門を少し壊して入れる。

というものです。

見事にハメられたトロイア落城

運命の木馬はまんまとトロイア勢を騙しました。トロイアは町中お祭り騒ぎになり、木馬を城内の大広場に置いて、みんな飲めや歌えやとうかれまくりました。そして深夜、みんな酔っぱらって眠りこけてしまったのです。

それを見計らって、ギリシャの精鋭は、こっそりと木馬の中から出てきました。そして内側から城門を開き、隠れていた他のギリシャ勢を一気に城内へ引き込んだのです。

トロイアの王族の最期

すっかり油断していたトロイア勢は、皆、あっけなく倒されていきます。

  • プリアモス王、ネオプトレモスに倒される。
  • カッサンドラ、ギリシャ兵に凌辱される。
  • 妃ヘカベ、ネオプトレモスの奴隷になる。

落城の王族の末路は悲惨ですね。

生き残ったトロイア勢

皆さん、気になるのはヘレネのその後ですよね!

パリスが死んでるので、ヘレネは今やフリーです(パリスが死んだあと、パリスの兄弟と結婚しましたが、こいつはストーリー上どうでもいいので気にしなくていいです)。

元夫のメネラオスは激怒して「よくも俺も子どもも捨てたな!殺してやる!」と息巻いてたのですが、美貌のヘレネを見て一瞬で怒りが吹っ飛びます。

「やっぱり、いっしょに帰ろう……」

となったのでした。美人ってムカつくほど得ですね。

そしてもう一人、生き残りの重要人物が……。アイネイアスです。この人はこの時いきなり登場しますが、トロイアの王族で、けっこう身分の高い人。無事にトロイアを脱出した彼は、苦難の旅の末にイタリアへ到着。そこでローマ帝国を建国するのでした!(サラッと書いたけどすごいでしょ)

ギリシャ勢、帰還する

ついに、十年にわたる大戦争は終わりました。いよいよ、ギリシャ勢も故国へ帰るときです。

しかし、この先がみんなうまくいきませんでした。ある者は嵐で沈没。ある者は散々道に迷って、帰国まで七年もかかる。

総大将アガメムノンも、帰った早々、散々待たせた妻(待たせてる間に浮気された)暗殺されてしまいます。

一番苦労したのはオデュッセウスです。沈没して船を失い、部下もみんな海の藻屑。化け物に襲われたり、嵐で遠すぎる島に漂着したりして、なんと帰還までに十年かかりました。このオデュッセウスの物語は「オデュッセイア」という作品にまとめられています。

戦争は、勝利した側も悲劇が絶えないのですね。

まとめ

ついに終わりました~。十年も続いたトロイア戦争、さすがに長いですね。

トロイア戦争は「イリアス」が有名ですが、わたしとしては、この二冊が一押し。


トロイア戦争は長いので、途中しか書いてない本がほとんどです!これは最初から最後までちゃんと書いてあるレアもの。しかも結構短くまとめてあるぞ。


トロイア戦争が、マンガで、しかも真面目に読める一冊。里中満智子はさすが大御所ですね。

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