【北欧神話】気になる!北欧神話の武器ってどんなのがあるの?リスト作成中!

2019年4月14日

北欧神話には様々な武器が登場します。ここでは気になるあのアイテムをすべて解説します!

神々の武器

神々はいろいろなアイテムを所持しています。神様別に紹介しましょう。

神々の王オーディンの武器

グングニル

グングニル

オーディンの魔法の槍です。どんな魔法が使えるのかは詳しく分からないのですが、ワーグナーのオペラ「ニーベルングの指輪」には面白い記述があります。

オーディンは世界樹ユグドラシルの枝を一本とり、そこから槍を作ったというのです。世界樹から作った槍なので恐ろしいほどの魔法を宿していました。オーディンはその槍の魔力で世界の支配権を得たのです。しかし、世界樹は切り口から徐々に腐っていき、永遠の命を枯らしてしまったのです。

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トールの武器

ミョルニル

ミョルニル

トール愛用のハンマーです。相手の頭にたたきつけたり、ぶん投げて相手に当てたりして使います。相手に当たった後、ちゃんと自動的に持ち主のところへ帰ってくるスグレモノです!

ミョルニルはトールが一番大事にしている宝物ですが、一度巨人に盗まれたことがあります。トールはその時女装して巨人の館へ行き、無事ミョルニルを取り戻しました。

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鉄の手袋

ミョルニルを握りしめるための手袋です。

力帯

ただでさえ怪力のトールですが、さらにパワーアップするために力が出る魔法の帯を締めていました。これをつけていると、トールの力(アースメギンと言います)は倍になりました。
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フレイの武器

魔剣(名称不詳)

フレイの魔剣
名前は分かりませんがすごい剣です。なんと、この剣は持ち主を賢いと判断すると、ひとりでに巨人と戦って必ず勝つという魔法の剣なのです。刀身にはルーン文字が刻まれた細身の剣でした。もともと豊穣神フレイが持っていましたが、ある事情で手放してしまいます。

フレイは女巨人ゲルドに激しい恋をして、従者のスキールニルに「ゲルドを連れてきてくれたらこの剣をやる」と約束してしまいます。そして馬(これもすごい名馬)もおまけでプレゼントしてしまったのです。

神々はこのことをラグナロクが訪れるその時まで嘆いたといいます。なぜなら、この剣があればラグナロクを生き残れた神々はもっといたはずだからです。

このエピソードを詳しく知りたい方はここをクリック!

【第6話】豊穣の神フレイと巨人女ゲルドの結婚(スキールニルの旅)
第7話 豊穣の神フレイと巨人女ゲルドの結婚(スキールニルの呪い)

チュールの武器

剣(名称不詳)

チュールは軍神なのですが、派手な武器を持っていません。これはおそらく、チュールがヴァイキングの中でとても古い神だったからだと思われます。北欧神話の中でチュールは一応出てきますが、戦いの主な場面ではトールが戦っていて、チュールは出番がありません。ですから、とりたてて良い武器は与えられなかったのでしょう。

チュールは右手がないため、左手に剣を持っています。

巨人の武器

神々と戦う巨人たちも武器を持っています。

スカジの武器

弓矢

女ながら勇敢なスカジは父を神々に殺されたため復讐を誓い、鎧兜に身を固め、弓矢を持ってアースガルドに乗り込みます。彼女はいつもスキーで山を駆け巡り、弓矢で獣を仕留めています。

フルングニルの武器

砥石

トールと戦った巨人です。砥石を投げつけて戦います。この勝負は、砥石がトールのミョルニルに木っ端みじんにされ、フルングニルはミョルニルで頭を叩き割られてしまいました。

ロキの武器

レーヴァティン

レーヴァティン
ロキは武器を一切身に着けていませんが、(あえて言うなら毒舌が武器です)レーヴァティンという魔剣を作ったといわれています。ロキはニヴルヘイムの門の前でルーン文字を刀身に刻み込み、魔剣に仕立て上げました。

どういうわけでロキがこの剣を手放したのかはわかりませんが、巨人スルトの妻シンモラの手にわたり、レーギャルンという大きな箱にしまい込まれてしまいました。ですから、この剣が活躍した場面は一つもありません。一説によるとスルトが持っている巨大な炎の剣がこのレーヴァティンだといわれますが、これは違います。スルトは世界が始まった時から剣を持っていましたし、ロキが誕生したのはずっと後です。

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スルトの武器

炎の剣

世界が始まった時からスルトは剣をもって、炎の領域ムスペルヘイムに座って剣を手にしていました。ラグナロクではスルトはこの炎の剣を振るって、世界を燃やし尽くすのです。

出版した本

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