世界一の魔法使いマーリン!その生涯と能力を徹底解説!
アーサー王伝説を呼んだことのない人でも、一度くらいは耳にしたことがあるだろう「魔法使いマーリン」。
ジャパン的に言えば、ヨーロッパにとってのマーリンの存在は、日本の安倍晴明みたいなもの。魔法使いはヨーロッパ中に腐るほどいますが、マーリンの魔法はケタ違い。ほかのがウルメイワシならマーリンはタイの塩焼きとゆーレベル(たとえが分かりにくくてすいません)。
このページでは、そのマーリンの人生と、彼の魔法の能力にはどんなのがあったのか解説します!
マーリンの出生
マーリンは、そもそも人間じゃありません。母親は人間だったそうですが、父親は夢魔(インキュバス)という魔物でした。つまり、悪魔と人間のハーフです。
ところでこのころ、イングランドでは大変困る事件がありました。土岐のイングランド王ヴォーティガンが何度城を建てても、立てる途中で崩れてしまうという怪異があったのです。ヴォーティガンは進退窮まって、占星術師に相談。すると
「人間じゃない幼児を連れてくればOK」とのこと。
家来たちは四方八方探し回って、ついに少年マーリンを発見。すぐに王の元に連れてきます。すると少年マーリンは
「王様、城が崩れるのは、地下で二匹の竜が暴れているからなのです。一匹の竜は白く、もう一匹は赤い」
と進言。掘ってみると、果たして赤白の竜が出てきました。竜は互いに噛みつきあい、やがて赤いほうが負けて逃げで行きました。マーリンはさらに予言します。
「あの二匹の竜は、やがて王座を争うであろう二人の王弟、ユーサーとペンドラコンです。ペンドラコンがいずれ王となるでしょう」
そして、その予言の通り、その後ペンドラコンが王座に就くのです。
ペンドラコン王、アーサー王の元で働くマーリン
マーリンは長生きです!二代の王に仕えて、お気に入りの相談役として働きます。
・ペンドラコン王の不倫を手助け。
・アーサー王に聖剣カリバーン、聖剣エクスカリバーをプレゼント。
・アーサー王に「グィネヴィアは浮気するよ」って予言する。
このほかにもいろいろ、アーサー王の危機を魔法でお助けします!
マーリンの最期。彼女に裏切られる!
こんな有能な魔法使いだったマーリン。しかし、女運だけは最低でした。マーリンは美人の妖精ヴィヴィアンに骨抜きになってしまいます(ヴィヴィアンはウルトラ級の美女だったので)。
しかし!ヴィヴィアンは見た目はキレイですが、心はキレイじゃない妖精だったのです!彼女の目的はマーリン自身ではなくて、マーリンの魔法の秘術だったのです。
ヴィヴィアンは色仕掛け攻撃で、マーリンの魔法の秘密を次々聞き出し、ついにはヒザ枕テクニックでマーリンを眠らせ、魔法陣で「霞の塔」に閉じこめてしまいます!……こうして、ヴィヴィアンのとりこになってしまったマーリン。今もマーリンは塔の中で「出してくれ~」と言っています。
ちなみに、この妖精ヴィヴィアンは騎士ランスロットの育ての親です。ランスロットにとっては恩人ですが、マーリンにとっては宿命の悪女だったようです。
マーリンの能力
マーリンの能力は、大きく分けて三つあります!
1.変身できる。
マーリンはなんにでも化けられます。小人、鹿、犬、貴婦人にも化けたという記録があります。
2.人を眠らせる。
これは便利です。「眠れ、眠れ~」と、いつでもどこでも人を眠らせることができます。アーサー王がペリノアという騎士に殺されかかったとき、ペリノアを瞬時に爆睡させて王を救いました。
3.巨石を運搬する。
イギリスの有名なストーンヘンジは、マーリンが作ったそうです。遠くにある何トンもの巨石を、魔法でヒョイヒョイッと空中浮遊させて運びました。
まとめ
マーリンは世界遺産ストーンヘンジも作れるほど、すごい魔法使いです。でも、最後はかなりお粗末でした。悪い美女には騙されたくないですね。
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