【冗談三国志】劉備の息子、阿斗(あと)が暗愚な理由!黒幕は趙雲(ちょううん)だった!
三国志の主人公、劉備玄徳!
彼はとても名声の高い君子で、蜀を建国したことで有名。ですが、後を継いで皇帝になった息子阿斗(あと)はバカだったことで有名です。
どれくらいバカだったかというと……劉備が「我が子は暗愚すぎる(泣)」と嘆き、孔明は阿斗をおいて死ぬことが心配すぎて、歴史に残るほど超長い遺書を書かなきゃならなかったほど。
ご覧ください。この見るからに何も考えてない顔……。(画像はすべてドラマThreekingdomsからです)
政治は部下にまかせっきり。自身は後宮の人員増員や遊興に励んでいました。優秀な部下が死んでしまうと、宮中は奢侈に流れるようになってしまったとか……。蜀があっという間に滅んでしまったのは、阿斗のせいに違いありません!
ところで、どうして優秀(だったはず)な劉備の息子が、こんな歴史に残るほどのバカだったのでしょうか?わたしなりにその原因をさぐってみました!
事件は長坂(ちょうはん)の戦いで起こった……
劉備が曹操と戦い、コテンパンに負けて敗走したときのことです。
このシーンは映画「レッドクリフ」でも取り上げられて有名ですね。
逃げ遅れた劉備の奥さんから、まだ赤ん坊の阿斗を手渡された趙雲。周りはすでに敵でいっぱい。「この子を無事に夫に届けて!」と奥さんは言い残し、足手まといになるまいと、そのまま井戸に身投げ。趙雲、悲壮な覚悟を胸に阿斗を抱いて敵地からの脱出を試みます。
ご覧ください。この頃の阿斗は普通の顔。ちょっと凛々しささえ感じますね。
趙雲、このように阿斗を布で巻いて胸にくくりつけます。
が、ちょっと待ってください!おそらくこれでは阿斗は酸欠に!脳に十分な酸素がいきわたりません。これで後遺症が残ったと考えられます。
趙雲にぶん回される阿斗。これで頭がめちゃくちゃに
主君の一人息子を抱いて、必死で逃げる趙雲!ここは曹操軍のど真ん中。道のりは長いです。
矢印が趙雲。周りは全部敵です!
ですが……。見たところ全然逃げる気がないのじゃないかと思われる趙雲。ガチで戦ってます。
そして長々と戦っているうちに……。何と落馬!
落馬の衝撃は大きいはず。これで阿斗の脳にはさらなるダメージが……。
戦っている間に阿斗が!放り投げられてます!
趙雲ナイスキャッチ。カッコいいですが、これでかなりのダメージが脳にあったことでしょう……。
さらに衝撃のシーン。趙雲ごと放り投げられています!
一応、趙雲手で阿斗をかばってはいますが、赤ん坊が耐えられるとは考えられません。おそらくこれで阿斗は揺さぶり症候群になってしまったと思われます。
*揺さぶり症候群とは……赤ちゃんがユッサユッサと揺さぶられすぎて、頭に後遺症が残るおそろしー病のこと。
やっと逃げ切った趙雲。お疲れ様です……。
ですが、お分かりのことと思いますが、敵地から逃げるためとは言え、このようにさんざんぶん回されてダメージを受けた阿斗。やわらかい頭蓋骨の赤ん坊が、あれで無事であるわけがありません。
わざとではないとはいえ、阿斗がバカになった原因は趙雲だったのです!
ご覧ください!逃げ切った後の阿斗の顔。
目がうつろです!逃げ切ってほっとしたからでは決してありません!
衝撃の事実!とどめを刺したのは実の親、劉備だった
やっと劉備軍にたどり着いた趙雲。「若君……やっと着きましたよ……」やさしく声をかけつつ、父親の劉備に阿斗を手渡します。
感動の一コマ。ここで心打たれない人はいないでしょう。趙雲、本当に素晴らしい武将です!
が……。次の瞬間!
何ということを!劉備、阿斗を地面にたたきつけました!
あわてて拾い上げようとする部下、孫乾(そんけん)。どよめく人々。
劉備、趙雲に語りかけます。「赤ん坊一人のために、わたしは趙雲という素晴らしい将軍を失うところだった!」
それを聞いて泣き出す趙雲。劉備の部下を思う心に打たれる周囲の人々……。
ですが!
間違いなくこれで阿斗はバカになったに違いありません!
何ということでしょう。趙雲にぶん回され、そしてとどめを刺したのは実の親だったのです。劉備は「あの子は愚鈍すぎる」と嘆いてましたが、原因は自分自身だったのです!
共犯者がいた!証拠VTR
趙雲、劉備がやったことは有名ですが、実はもう一人共犯者がいることをわたしは突き止めました。
これは張飛(ちょうひ)です。
張飛は劉備軍が渡った後の橋を、曹操軍が渡ってこないように守っていたのですが……。
このセリフ!
張飛は趙雲が曹操軍の中で戦っているのを高みの見物していたのです!阿斗がぶん回されて脳に致命的な障害を受けていた時、張飛は助けに来なかったのでした。
「見てたんなら助けろよ!」と、全ての人が思った瞬間です。
こんなことを言っていますが……。彼の罪は重く、許されることではないでしょう。
まとめ
いかがでしょうか?
歴史に名高いバカ皇帝阿斗。しかし、彼のバカはタダのバカではなく、乳児期に受けたすさまじい脳へのダメージが原因だったのです。
乱世とは言え、運命に翻弄された阿斗。忠実な部下と実の親からの、虐待レベルの衝撃。彼は悲劇の皇帝だったと言えるでしょう。
(この説はすべて冗談です)
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