Amazonキンドルで「新講談 山中鹿之介」を出版したよ

2020年7月17日

こんにちは。メルクリウスです!この度、Amazonキンドルから新刊を出しました。

「新講談 山中鹿之介

コロナで図書館が使えなくなった中、苦心惨憺、二か月かけて書き上げたよ! ぜひ読んでね。

以前出した、以下の三冊もお忘れなく!

三国志より熱を込めて:通勤時間に読める三国志Kindle版

あなたの星座の物語 Kindle版

曽我兄弟より熱を込めて Kindle版

ところで、山中鹿之介って何者?

この人物のフルネームは山中鹿之介幸盛(やまなかしかのすけゆきもり)。ぶっちゃけ、聞いたことのない名前だと思います。知ってる方、多分島根県出身か、かなりの年配か、相当なつわものです。

鹿之介は戦国時代、出雲の尼子(あまご)家に仕えた武将です。今の島根県ですね。

尼子とゆー名前も、聞いたことない方がほとんどでしょう。それもそのはず。尼子は小国で、いろいろあって毛利元就にあっという間にぶっ潰されてしまったのです。(略しすぎ、申し訳ない)

しかし!尼子はグダグダだったけど、家臣の一人、鹿之介だけは掘り出し物でした!この人、実に実に忠義の心厚い、絵にかいたよーな名将で、いつも三日月様を拝んでは「我に七難八苦を与え給え」と願い、一騎討では百パーセント勝ち抜きという、すごい記録の持ち主。

この鹿之介、尼子が滅んでしまった後も「必ず主家を再興する」と誓いを立て、志ある者を募っては、幾度となく毛利に戦いを挑むのでした!

しかし、敵もさるもの。大毛利に対して鹿之介はあまりにも小勢。あと一歩というところで出雲の地を取り戻せません。そこで鹿之介、最終的に織田信長に協力を依頼します。信長、結構快く協力を受け入れるのですが……。そこは鬼の信長、冷静な判断で鹿之介を裏切ります。数万の敵の中に鹿之介を置き去りにして全軍撤退――。

あわれなるかな、鹿之介は上月(こうづき)城という城に立て籠もり、七万の敵勢の取り囲まれて、壮絶な最期を遂げたのでした。

大分はしょりましたが、山中鹿之介とはこういう人です。映画の二、三本は作れそうなカッコ良さでしょう。詳しく知りたくなったら、本を買ってね。立ち読みでもいいよ。

【関連記事】
【山中鹿介の生涯!】「三日月の影」全文を載せたよ
Amazonキンドルから本を出しました!
曽我兄弟で本を出したよ!
四十七士の寺に行ってきました!
四十七士でおすすめの絵本
四十七士の名前と石高(完全保存版!)

出版した本

三国志の影 脇役たちの物語三国志の影 脇役たちの物語
劉備玄徳が登場し、彼が死ぬまでの間に活躍した、三国志の名脇役たちを集めたシリーズ、全10巻。第1巻は「劉備登場編」。劉備の故郷琢県(たくけん)に伝わる、「演義」とは全く異なる劉備の逸話。西遊記と劉備の共通点とは?――以来100年の治乱興亡のドラマが、ここから始まる。
山中鹿之介と十勇士より熱を込めて山中鹿之介と十勇士より熱を込めて
「我に七難八苦を与えたまえ」という名言で有名な、山中鹿之介。 本書では、「山中鹿之介の史実の人生」と、「鹿之介と十勇士たちの講談エピソード」をエッセイ調にまとめました。通勤時間に読める鹿之介入門書です!
平家物語より熱を込めて平家物語より熱を込めて
平家滅亡という、日本史を揺るがす大事件に巻き込まれた人々。平家物語に登場する、木曾義仲、文覚上人、平維盛、俊寛僧都など、一人一人の人物の人生を、ショートショートでまとめました。彼らの悲劇の人生を追いながら、平家物語全体のストーリーに迫ります。
曽我兄弟より熱を込めて曽我兄弟より熱を込めて
妖刀・膝丸の主としても注目の曽我十郎祐成・五郎時宗兄弟。 どんな困難にもめげず、父の仇討ちを果たして散った若き二人の物語が 講談調の語りと徹底した時代考証で鮮やかに蘇る! 鎌倉期の生活や文化に関する解説も満載の一冊。
忠臣蔵より熱を込めて忠臣蔵より熱を込めて
日本三大仇討ちの一つ、忠臣蔵。江戸時代に、主君浅野内匠頭【あさのたくみのかみ】の仇を討つために、四十七人の家臣たちが吉良上野介【きらこうずけのすけ】の屋敷に討ち入った、実際にあった大事件である。
あなたの星座の物語あなたの星座の物語
星占いで重要な、黄道十二星座。それぞれの星座にまつわる物語を詳しく紹介。有名なギリシャ神話から、メソポタミア、中国、ポリネシア、日本のアイヌ神話まで、世界中の星座の物語を集めました。