円卓の騎士ランスロット!アーサー王の第一の騎士はどんな人だったのか?

2020年1月1日

アーサー王の円卓の騎士と言えば、真っ先に上がるのがランスロットの名。

メーカーの名にもなり、映画やゲームにも引っ張りだこのランスロット。この人の名を聞いたことがない人はいないでしょう。

今回は、「騎士の華」と讃えられたランスロットの生涯、そして彼の悲恋の物語を詳しくご紹介します!

ざっくり紹介!ランスロットの生涯

ランスロットは戦いあり、恋あり、裏切りありの波乱万丈の人生を歩みます。細かいところははしょって、その大筋を紹介します!

湖のランスロット

ランスロットはバン王と妃エレインの子です。しかし、戦に負けたためランスロットは両親を失い、湖の妖精ヴィヴィアンに育てられます。ヴィヴィアンは湖の城でランスロットを最高の騎士に養育。このため、ランスロットは「湖のランスロット」と呼ばれるようになります。

ランスロット、アーサー王とご対面

ランスロットが大きくなると、ヴィヴィアンはランスロットをアーサー王の元へ連れていき、円卓の騎士に加えてくれるように頼みます。

超イケメンで礼儀正しく、非の打ちどころのない騎士に育ったランスロット。彼がアーサーの前に跪いて忠誠を誓う儀式をしたとき、なんと側に立っていたアーサー王の妃グウィネヴィアがランスロットに一目ぼれしてしまいます!

このグィネヴィアの熱愛が、ランスロットの輝かしいはずだった人生を、転落人生に変えてしまうのです。

とにかくいっぱい冒険するランスロット

当時の騎士は冒険好きで、あちこちに出かけては正義のために戦うことを最高の名誉としていました。ランスロットもご多分に漏れず、冒険しまくって、素晴らしい働きをし、人々にホメちぎられます。

・魔女モルガン・ル・フェイの城から脱出
・嘆きの姫を救出
・大男の騎士タークィンに勝利
・火あぶりにされるところのグィネヴィアを救出
・誘拐されたグィネヴィアを救出

このほかにも、ランスロットはアーサー王が何度も主催した騎士の試合でもチャンピオンに。あらゆる姫たちはランスロットに夢中になり、騎士たちも彼をスーパースターとしてあこがれるようになります。

グィネヴィアとの不倫発覚!

アーサー王の妃グィネヴィアは、ランスロットに一目ぼれして以来、人妻なのにとにかく猛アタック!ランスロットもなぜか妃を慕うようになってしまいます。

道ならぬ恋はまたたくまに周囲の知るところとなり、とうとうランスロットはアーサー王と戦うことに……。しかし、敬愛するアーサーに剣を向けることができないランスロット。海を渡ってフランスへのがれます。

ランスロットを追ってアーサーもフランスへ渡りますが、留守にしている間に、騎士モルドレッドに城を乗っ取られたことを知り、慌てて引き返します。ところが逆に、アーサーはモルドレッドに討たれて死ぬのです。

王の死を知ったランスロットも、悲嘆のあまり床について死んでしまったのです。

ランスロットの性格。とにかく高貴でカッコいい騎士だった!

ランスロットはあらゆる騎士たちの中で、最も勇気があり、高貴で潔癖。「騎士の華」と呼ばれ呼ばれていました。

アーサー王と一緒にローマ軍と戦っていた時、戦死した大勢の騎士たちの話を聞いてアーサーが弱気になり

「ここで退却しようか」

と言い出した時、ランスロットは「とんでもありません。進軍しましょう。面目は一度失われたら戻りませんよ」

と王を叱咤激励。こうしたところから、かれの名誉を意の地よりも重んじる心。土壇場の決断力を窺い知ることができます。激しい気性でもあったでしょう。

また、恋愛に対しては大変一途。ランスロットは女性からとにかくモテまくっていたのですが、人外の魔女からもモテまくり。あるとき四人の魔女に捕まってしまい、

「わたしたちのだれか一人を選べば許してあげる」

と言われますが、彼はきっぱりと

「一度心を捧げた女性(グィネヴィアのこと)を裏切る真似はしない」

と拒否。もしかしたらこの呪い殺されてしまうかもしれないのに、愛を選ぶランスロット!まさに騎士の華ですね。

(モテ男君なので、この時は下働きの少女がランスロットに惚れて逃がしてくれます)

これは謎!ランスロットはなぜグィネヴィアを愛したのか?

グィネヴィアがランスロット好きになったのは、ランスロットがカッコよかったから分かります。が、グィネヴィアはハッキリ言って超がつくほど自己中な性格……。なぜランスロットほどの人がグィネヴィアを好きになったのか謎です。

まず、グィネヴィアは人妻。主君アーサー王の妃です。ところがなんと!先に誘惑したのはグィネヴィア。一瞬でランスロットに惚れたグィネヴィアは、夫アーサーに対する気まずさとか罪の意識は微塵もありません。ランスロットは不安になるくらい猛アタックの連続です。

さらに……、両想いになった後、愛するランスロットに対しても思いやりのかけらもないグィネヴィア。

「このままでは道ならぬ恋がバレて破滅するかも」

と思い、あいびきを避けていたら、グィネヴィアは大激怒。

「この裏切り者!」

と、ランスロットを国外追放!ランスロットは涙ながらに浮浪者の身に……。

しかし!あくまで高貴なランスロットは、その後グィネヴィアの身にピンチが迫ったのを知ると、単騎彼女を救いに来るのでした!

こんな女の何がよかったのか……。美人だから?恋は理性じゃないから……でしょうか?

ランスロットをめぐる人々

ここでは、ランスロットの家族、恋人、友人その他を紹介します!

両親

父バン王、母エレイン。ランスロットが赤ちゃんの時に、戦に敗れて退散。

妖精ヴィヴィアン

ランスロットの育ての親。湖の城でランスロットを育てます。

アーサー王

ランスロットの主人。アーサーがランスロットを「円卓の騎士」にします。

グィネヴィア

ランスロットの恋人。でも人妻。アーサー王の妃。

騎士ガラハット

ランスロットの息子。

ランスロットが冒険してる最中、ランスロットを気に入ったペレス王が、娘エレインと何とかくっつけようと思い、ランスロットをワインでレロレロにしてベッドインさせたとゆー、とんでもないいきさつが……。

当たり前ですが、ランスロットは翌朝出ていって二度と会いに来ませんでした。

騎士ガウェイン

ランスロットとグヴィネヴィアの恋がバレて、ランスロットがアーサー王の宮殿から逃げたとき、ガヘリス、ガレスという二人の騎士がランスロットに殺されました。

この二人の騎士は、騎士ガウェインの弟たちでした。愛する弟二人を殺されたガウェインの恨みは激しく、「世界中探し回ってもランスロットの首を取る」と宣言。

その後、ガウェインはランスロットと熾烈な戦いを繰り広げ、その怪我が元でなくなるのです。

まとめ

世界一高貴な騎士で、誰よりも強く勇敢だったランスロット。しかし、その最期は主君を裏切って死に追いやり、後悔のどん底で死ぬ――という無惨なものです。

グィネヴィアにさえ出会わなければ、もっといい人生が歩めたハズ……です!