【北欧神話】ざっくりとご紹介 北欧神話の千一夜

2019年4月14日

北欧神話とは? いったいどこの話なの?

ハッキリ言って、「北欧神話」と聞いてもどこの国の話かよく分からない、という方も多いのではないでしょうか?

「北欧」とは、ざっくり言ってヨーロッパの北あたりの国々のことです。

デンマーク、ノルウェー、スエーデン(フィンランドは北欧神話ではなく、別の神話があります)。このあたりのことを言います。

しかし北欧神話について言えば、イギリス、アイスランドもおまけでついてきます。

なぜか。それには当時の時代背景を見なければなりません。

ヴァイキング、北欧神話を作った人たち

そもそも、北欧神話の神々を信じていたのは「ヴァイキング」と呼ばれる人たち。

このヴァイキングたちは、もともとデンマーク、ノルウェー、スエーデン三国がある「スカンジナビア半島」に住んでいました。

しかし、時、8世紀から10世紀。このスカンジナビア半島で人口爆発。

ヴァイキングたちは代々、家を継ぐことができるのは長子だけ、と決まっていたので、余った息子たちは大迷惑。

住む場所がない、財産がない。追い詰められた若者たちは、先を争って船に乗り、海のかなたのまだ見ぬ土地に夢を求めたのでした。

この、国を出た若者たちがたどり着いたのが、イギリスやアイスランド。

若者たちが残酷で無鉄砲なのは、いつの時代も変わりません。何と彼らは、陸地にたどり着くや、剣に物を言わせていきなりイギリスやアイスランドの地を分捕ったのでした。

この事件は、「ノルマン・コンクエスト」と呼ばれています。

「ノルマン」とはヴァイキングのこと。「コンクエスト」は征服。「ヴァイキングによる征服」という意味です。

イギリス、アイスランドの地に北欧神話が伝わっているのはこういうわけです。

その名残はいろいろなところに残っています。

有名なのは曜日。

火曜日は英語でチューズデー。北欧神話の神、チュールの名から。

金曜日はフライデー。こちらは女神フレイヤの名から。

建築物にも残っています。イギリスには各地に、ぐるぐると渦巻きのような模様の入っている十字架がありますが、あれはヴァイキングの伝統の模様なのです。