自費出版本やkindle本を宣伝する方法。高い費用は必要ない!

2025年6月8日

こんにちは、坂口螢火です!マイナーなジャンルの歴史本ばっかり書き続けてる、変わり者の作家です。もう二十冊は出したかな?

たぶん、このページをご覧になっているのは、自費出版か自力出版で本を出した著者の方だと思いますが、本を出した人には、必ず共通する悩みがありますよね。

「出版した後、どうやったら効果的に宣伝できるか!しかも費用をかけないで!」

これに尽きます!わたしも激しく悩みました!

このページでは、効果的なものを厳選してお伝えします。

出版社の言いなりになっちゃダメ!宣伝に高額を払わされる

わたしも自費出版したことあります。

紙の本を千部、あと電子書籍を出すことになったのですが、契約を交わしたあたりから、編集者がニコニコしながら

「こういう歴史の本って、そのままじゃ売れませんよ。前もこういう事例があったんですが……」

と、おもむろにオソロシーお話。それから色々グラフや資料を引っ張り出して、

「こういう種類の広告がやっぱり効果的ですよ。あと、やっぱりアマゾンは強いですから、アマゾンスポンサープロダクトは絶対にやった方が……」

……全然売れなかった事例を持ち出して、思わず著者が「やります」と言ってしまうように、あれこれとオプションを持ち掛ける作戦!

でも、ここで言いなりになっちゃいけませんよ!

著者は自費出版してる時点で、かなりの高額を支払ってるんですから!

出版社が持ちかける広告費は、最低でも十万はぼったくります。新聞広告になると百万越えもザラです!

しかも、自費出版の場合、すでに著者が支払ったお金で出版社側は儲けが出てます。アマゾン広告ではいちいち「このキーワードだったらクリック数が増えるかな……」と、あれこれ考える必要があるのですが、出版社は儲けが出てる時点でヤル気が半減。テキトーにしかキーワードを考えてくれません。

こんなのに引っかかっちゃ絶対ダメですよ。

個人でやってる書評ブロガーに頼み込む

さて、ここから本題。

この方法はかなりおススメです!根気いるけど。

とにかく、あっちこっちの書評ブログを読んでみることです。それで、自分の本と似た感じの本を紹介してるサイトを見つけましょう。

見つけたらDMを送るなり何なりして、「作家の〇〇です。実はこの作品を紹介していただきたくて……」と、頼んでみましょう!その時は必ず、「この本の紹介ページがとてもよかった」と、なぜこのブログで紹介してほしいのかをしっかり伝えましょう。(これ大事)

OKをもらったら、宛先を聞いて献本してください。(ブロガーさんが住所を明かすのに抵抗があったら、もよりの郵便局に局留めすればいいです)

ブロガーさんが書評を書いてくださったら、自分のブログやSNSで、その書評ブログをしっかり宣伝すればお互いにwinwinの関係です!

わたしがこの方法を試したところ、二百冊くらい売れました。

えらく大きな書評ブログよりも、かえって趣味でやってるブログの方が快く引き受けてくれるし、長文で感想を書いてくれる、というのがわたしの印象です!中には、わたしの他の本も自分で買って、書評を書いてくれた方もいました。

あと、YouTubeで書評をしてる方もいるので、同じようにしてユーチューバーの方に頼むこともできます。

やっぱり時代ですね。YouTubeの反響はものすごく大きいです。一人でも引き受けてくださる方がいると、全然違いますよ。(自分でやりゃいいかもしれないけど、とてもできない……)

サマリーオンラインで要約してもらう

本の要約サービス、サマリーオンラインをご存じですか?今結構人気があるんですよ。

このサイト、ムチャクチャいっぱい本の紹介をしていて、

「次、何を読もっかな~」

と迷ってる人のために、本のあらすじを載せてるというサイトなんです!その内容はビジネスから小説まで、とにかく何でもアリ。

このサイトの美味しいところはですね、

「著者から本をもらって(データでもいい)、タダで要約して宣伝してくれる!」

というサービスがあるんです!しかも、何冊でも!

気になるその流れは、

①「この本紹介したい」メールを送る。

②返事が来る。どういう風に紹介したいか相談。(メールで)

③本のデータか、実物を送る。

④そのうち、完成した要約文が来る。

⑤内容に間違いがないかチェック。

⑥サイトに載る!

こんな感じです!このサイトに載ったとたん、イキナリ十冊くらい売れた時は驚きましたね。紹介されてしばらくは、ページの目立つところに載ってるから反響も大きいのでしょう。

↓このサイトです。利用する前に、まずは登録して、どんな風に本のあらすじを要約してるか読んでおくといいですよ(結構長文で驚く)。無料体験もありますから。

 

ブックレコメンドで紹介してもらう

サマリーオンラインの他にも、著者から作品を受け取って宣伝してくれるサイトがあります。

ブックレコメンドです!

ここはサマリーオンラインとちょっと違って、書評を載せてるサイトです。かなりの本好きが集まるサイトなので、売れる確率は高いです。

ただし、こっちは有料で7万7,000円(消費税10%込)。

流れとしては

①お支払い

②レビューがサイトに載る

③レビューはぜひ読みたい「課題本」として、サイトのトップに二か月間載る。

④期間が過ぎた後もレビューはずっと残る。

こんな感じです!

7万7,000円はまあ高額ですが、二か月間サイトのトップに掲載され続けるというサービスはなかなかないです。

他の書評ブログでは「新着本」はあっという間に後ろへ流れちゃって、捜してくれなきゃ見つからなくなっちゃいますし。

ところで、このサイト。

わたしは利用したことはないのですが、面白いことしてます。「書評者を募集してる!」ってことです。

このサイトは本好きが次々に書評を載せていって、それを読み合って本を買う、というサイトなので、常に書評者を募集してるのです。

記事を書いて送ると、最大一万円もらえます。ぜひチャレンジしてみてね!

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